TC-K333ESGに付き合って1カ月近く経ちますが、未だに完成していません。
その理由は、テープの噛み癖です。
特に90分以上の薄物のテープを、最初から再生させた場合に高い確率で再現します。
サプライ側テープガイドをリーダーテープが通過し終わって、磁性テープに差し掛かった瞬間に
ガイドの奥側へとテープが押されて乗り上げ、やがて完全に脱落します。(グシャグシャと恐ろしい音がします)
すでに複数のテープで犠牲が出てしまい、このデッキにテープ入れるのが正直怖くなっています。。。
これではカセットデッキとは呼べず、テープクラッシャー(ワカメ製造機)です。
貴重なライブラリーの、しかもメタルテープを食われたのは精神的ショックが大きいです。
60分だから大丈夫かと思っていたら、ベースフィルムが薄かったからなのか見事にやられました。。。
テープパスについては一応ミラーカセットで確認して調整したのですが・・・。
今や新品など入手できないので自作の、しかも製作クオリティが低すぎるなんちゃってミラーカセットですが(^^;
このミラー部分はノートPCの液晶のバックライトから外した反射板を切って張り付けただけです。
薄っぺらいのでどうしても歪んでしまい、像が少し曲がってしまいます(笑)
あとで、もう少しまともな材質で作り直したいと考えてますが。。。
こんな感じでサプライ側ガイドにテープがスムーズに入って、かつエッジが潰れないように調整を行いました。
録/再ヘッドか消去ヘッドを基準にして行いますのでパス調整の前にこれらを触らないように注意します。
ヘッドが傾いているように見えるのはミラーが歪んでいるからです(^^;;;
しかし、いくら調整しても薄物テープで噛み込みが直らないんです。
私の調整が悪いのもあるかもしれませんが、やっぱりピンチローラーの劣化が原因なのでしょうか。
このシリーズはピンチローラーの軸受がボロボロになって偏心回転を起こす傾向的不良があるということです。
となると、ピンチローラーを交換しない限り改善は不可能、ということになります。
消耗部品の供給もできない今となっては修理は一筋縄ではいきませんね。
このソニーのメカはテープ噛みのトラブルが多いみたいですがそれほどシビアなんでしょうか?
AIWAのXK-009ではトラブルは一切なく安心して使えますし、AKAIのメカも安定性は非常に優れていました。
音が良い悪いのは別として、テープをダメにするのだけは何としても避けないと使い物になりません。