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Channel: 岩ちゃんのガラクタ倉庫
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DATウォークマン WMD-DT1 仕上げ

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WMD-DT1 仕上げ編

蓋検出スイッチの交換

蓋がきちんと閉まっているにも関わらずOPENと表示され動作しない時があります。
スイッチの接触が良くないようですので部品取り機から移植しました。
イメージ 1

再生RF波形の確認
取り出しポイントにリード線をハンダ付けして引き延ばしています。
イメージ 2

こんな感じでした。
マージナルエリア(各波形の両端にあたる部分)がしっかりと出ているのでテープパスは問題なさそうです。
イメージ 3

エラーレートの確認
私の持っているDT1で同一テープを再生させて比べてみても大体同じぐらいの数値です。
問題ないと思います。
A-ch
イメージ 12

B-ch
イメージ 13


外装の修復
電池蓋ロック用のツメが折れて固定できない状態でしたので作成しました。
すぐに壊れなければ良いのですが(^^;
イメージ 4

表面の仕上げ
オリジナルではラバー調の塗装がしてありましたが、加水分解により例外なくベタベツキが発生し汚くなるのが
DT1の弱点でもあります。
本機は完全に剥げてしまい、テカテカと光って安っぽく見えてしまいます。
そこで塗装してみました。
イメージ 5

使用した塗料はこちら。
ボトムカバーはアルミ製のため通常のスプレー塗料では食い付きが悪く、爪でこすったぐらいで簡単にはがれてしまいます。
本来はミッチャクロン等のプライマーを使用すると良いのですが、高いので(汗)、これ1本でアルミに
直接塗れるというカラーアルミスプレーを使ってみました。
イメージ 6

表面の仕上げ用に使用しました。
通常の艶消しクリアーより品の良い仕上がりになります。
私のTCD-D3もベタツキを除去後これで塗装したところとても良い感じでした。
イメージ 11

早速、塗装完了したパーツですが、、、
オリジナルと風合いがかなり変わってしまったような気が・・・(爆)
表面が少しザラッとした感じになってしまいました。
TCD-D3の時はもう少し表面がなめらかでしたが、どうやら加減によるのですね。
当初のテカテカに比べれば高級感が出ていると思いますが、いかがでしょうか?
イメージ 7

パーツを装着するとこんな感じです。
なかなか良いのではないでしょうか?
イメージ 8

良く見るとポチポチとシミのようなものがありますが、これは塗料がしぶきのように噴射されたからです。
気温が低い時に缶スプレーで塗装するとガス圧が下がるためこのようになりやすいようです。
40℃位のお湯に漬けて缶を温めてから行うべきでした。。←塗装が得意な人なら常識でしょうね(笑)
冬の寒い時期の塗装は色々と条件が悪いので、できればやりたくないところです。。。
私は昔から塗装が苦手でノウハウもありません。どうか大目にみてくださいm(__)m

裏側は結構うまくできたと思っています。
艶消し黒の後、サテン調艶消しクリアーで重ね塗りしました。
実は中々大変でした。。。
イメージ 9


完成!
イメージ 10

ドラムの傷を見つけた時はどうしたものかと思いましたが、なんとか復活させることができました。
流石DAT!とても良い音を奏でております。
20年以上前にこのサイズで、この音が持ち歩けるウォークマンを作った当時のソニーの技術力は大したものです。

この先も動き続けて欲しいですね。

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