TCD-D7 ウルトラジャンク品 レストア計画
~第一章~
供給不能部品:モードDギアの再生
モードDギアは、ロータリーエンコーダーの接触不良によりモーターが暴走した場合や、位相がずれた状態
で組み立てた時などに欠けを起こしやすいようです。
このギアが欠けるとローディングモーターを回しても表側のカムギアBに伝達されないためエラーになります。
部品取り機もなく、仕方ないのでの私なりにギアの再生を試みてみます。
運よく秋葉原のジャンク屋で偶然同じ直径、歯数のギアを入手しました。
格安だったのでもっと欲しかったのですが同じものは2つしかありません。
せっかく入手できた部品を無駄にしたくないので、失敗しないように慎重に作業を行いました。
左:欠けたモードDギア 右:改造して使用するギア
![イメージ 1]()
欠けたギアを良く見ると溶けていますが、これは半田ごてで樹脂を盛って復元できないかと試行錯誤した結果です。
まあ、無駄に終わりましたが(^^;
あまりに小さすぎてコテを当てると隣の歯まで溶けてしまう始末・・・そのためどんどん原形から離れていく。。。
さらに、繊維質の混ぜものが入っているためかドロドロにならず、パサパサした感じで盛ってもすぐに取れてしまいます。
溶着作戦は見事撃沈です。。。
破損したギアを重ねてみるとこの通りぴったり同じサイズです。
店頭で現物合わせして買いましたから当然ですが(^^;![イメージ 3]()
因みに直径は約7.1mm、山数は16山。
![イメージ 4]()
入手したギアは厚みが2倍以上あり、うまく2枚にスライス出来れば2つの再生ギアを作成できそうです。
でも、失敗すると2枚とも使えなくなるリスクもありますね。
![イメージ 2]()
カッターナイフでシコシコと時間を掛けて真っ二つにしました(爆)
![イメージ 5]()
このままでは厚すぎるのでやすりで薄くします。(厚さ1mm位)
左:元の部品 中央2つ:研磨して薄くしたギア 右:芯の部品(加工後)
![イメージ 6]()
作成したギアは2ピース構成となっています。
芯の部分は破損したギアの不要部分を削り落して再利用しました(笑)
そして先端1mm程を細くしてギアの穴にすっぽり入るように加工します。
双方とも接着剤で付かない材質のため、このように嵌め合うしか固定する方法がないと考えたからです。
上からポリワッシャで固定されるので装着後に外れることはないと思います。
![イメージ 7]()
芯と合体させた状態。
自分で言うのアレですが、なかなかうまくできたと思います(^^;![イメージ 8]()
実際にメカデッキに取り付けるとこんな感じです。
ギアが厚いと右隣のギアと擦れるのでダメです。
※ブレーキパッドが破壊されているのは私の仕業ではありません(^^; これも直さないと・・・。
![イメージ 9]()
あとは強度がどんなものか気になるところです。
このギアの材質はポリアセタール(ガラス繊維入り)と思われます。
TCD-D3の最初期タイプでは白いギアが使われていますが、それ以降は黒いギアに変更されていますね。
欠けた黒いギアもガラス繊維強化タイプに見えます。。
しかし実際に動かすには、さらにメカの修理、回路基板の修理を行わないとなりません。
~TCD-D7 ウルトラジャンク品レストア計画 次回へつづく~
~第一章~
供給不能部品:モードDギアの再生
モードDギアは、ロータリーエンコーダーの接触不良によりモーターが暴走した場合や、位相がずれた状態
で組み立てた時などに欠けを起こしやすいようです。
このギアが欠けるとローディングモーターを回しても表側のカムギアBに伝達されないためエラーになります。
部品取り機もなく、仕方ないのでの私なりにギアの再生を試みてみます。
運よく秋葉原のジャンク屋で偶然同じ直径、歯数のギアを入手しました。
格安だったのでもっと欲しかったのですが同じものは2つしかありません。
せっかく入手できた部品を無駄にしたくないので、失敗しないように慎重に作業を行いました。
左:欠けたモードDギア 右:改造して使用するギア
欠けたギアを良く見ると溶けていますが、これは半田ごてで樹脂を盛って復元できないかと試行錯誤した結果です。
まあ、無駄に終わりましたが(^^;
あまりに小さすぎてコテを当てると隣の歯まで溶けてしまう始末・・・そのためどんどん原形から離れていく。。。
さらに、繊維質の混ぜものが入っているためかドロドロにならず、パサパサした感じで盛ってもすぐに取れてしまいます。
溶着作戦は見事撃沈です。。。
破損したギアを重ねてみるとこの通りぴったり同じサイズです。
店頭で現物合わせして買いましたから当然ですが(^^;
因みに直径は約7.1mm、山数は16山。
入手したギアは厚みが2倍以上あり、うまく2枚にスライス出来れば2つの再生ギアを作成できそうです。
でも、失敗すると2枚とも使えなくなるリスクもありますね。
カッターナイフでシコシコと時間を掛けて真っ二つにしました(爆)
・・・疲れたorz。
結果、何とかうまくスライスできたと思います。このままでは厚すぎるのでやすりで薄くします。(厚さ1mm位)
左:元の部品 中央2つ:研磨して薄くしたギア 右:芯の部品(加工後)
作成したギアは2ピース構成となっています。
芯の部分は破損したギアの不要部分を削り落して再利用しました(笑)
そして先端1mm程を細くしてギアの穴にすっぽり入るように加工します。
双方とも接着剤で付かない材質のため、このように嵌め合うしか固定する方法がないと考えたからです。
上からポリワッシャで固定されるので装着後に外れることはないと思います。
芯と合体させた状態。
自分で言うのアレですが、なかなかうまくできたと思います(^^;
実際にメカデッキに取り付けるとこんな感じです。
ギアが厚いと右隣のギアと擦れるのでダメです。
※ブレーキパッドが破壊されているのは私の仕業ではありません(^^; これも直さないと・・・。
あとは強度がどんなものか気になるところです。
このギアの材質はポリアセタール(ガラス繊維入り)と思われます。
TCD-D3の最初期タイプでは白いギアが使われていますが、それ以降は黒いギアに変更されていますね。
欠けた黒いギアもガラス繊維強化タイプに見えます。。
しかし実際に動かすには、さらにメカの修理、回路基板の修理を行わないとなりません。
~TCD-D7 ウルトラジャンク品レストア計画 次回へつづく~