皆様お久しぶりです。
毎度毎度ブログを放置してしまい申し訳ありません。
相変わらずジャンク集めは欠かさず行っております。
やっと暑さも無くなり、涼しくなってきたので多少イジる気力が湧いてきました。
そうです、秋の夜長といえばジャンク遊びですよね~(アホですな...)
今回の修理ネタはテレビです。
![イメージ 1]()
先週、H/Oでジャンクで売られている液晶テレビを購入しました。
東芝のLEDレグザ 19HE1という2010年の製品です。
購入の決め手は、ただの安物19型テレビではなく500GBのHDDを内蔵し録画が出来るということです。
つまりは、全くダメでも500GBの2.5インチHDDが採取できれば損はしないなと判断し買ってきました(爆)
お値段 1,944円 電源入りません。
店頭でチェックしても待機ランプすら点灯しません。まるっきり通電していません。
弄り甲斐がありそうでワクワクしますね~(病気!)
早速、裏のカバーを開けてみます。
真中に居座っているのがHDDです。
![イメージ 2]()
HDDはちゃんと付いていて安心しました(笑)
普通の2.5インチHDDですね。
![イメージ 7]()
お約束通り、まずはヒューズの導通をテスターで確かめると、何と!切れていました。
あまり良い予感がしません。
1次側ヒューズが飛んでいる場合、スイッチング用のFETやICが破損しているパターンが殆どだからです。
ここで、ヒューズを入れ替えて通電なんて、浅はかな考え方は禁物です。
ヒューズが切れた原因を見つけ出し、取り除いてから交換しないとさらに部品を壊したりヒューズを無駄にするだけです。
電源基板に問題があるのは分かりましたので取り外して詳しく調べることにします。
この基板には2つの電源回路が同居しています。
・通常時に使うメインの電源(大きなトランス)
・待機電源用の小容量な電源回路(平滑コン横の小さなトランス)
メイン電源の大型のトランスで待機電源を作るとロスが大きく、省エネに反するので
このように電源部を独立させ待機電力を小さくする工夫がされています。
この電源基板はPC用電源ユニットでもお馴染の台湾FSP社製でした。
![イメージ 3]()
テスターで2次側(ケミコンの足)を当るとショートしていません。
1次側を当ると、ショートしています。
この時点でどちらに原因があるか切り分けが出来ました。
1次側を重点的に調べます。
![イメージ 4]()
こんな感じでやってます。しかし汚ったねぇキーボードだなぁ(笑)
1次側ACラインにまたがる部品を1つずつ確認していきます。
サージアブソーバー、バリスタ、Xコンは正常です。
こういう作業にはアナログテスターが便利です(笑)
結果、待機電源側の整流用ダイオードがショートモードで死んでいました。
半導体ではなく、ただの導体と化しています。
![イメージ 5]()
整流用ダイオード1N4007 1000V 1Aの一般整流用です。
汎用部品で、秋月電子で20本入り100円(1本あたり5円)で入手できます。
データシートがWeb上で見つかり助かりました。
スイッチング電源IC STR-A6069H
パワークランパー ST02D-170
なぜ、整流ダイオードが飛んだのか原因が良く分からないのですが、雷サージで逝ったのでしょうかね?
過電圧でもなければ普通こんな壊れ方はしないでしょう。
ダイオードとヒューズを交換して復活!!
![イメージ 6]()
2000円でHDD内蔵、外付けHDD録画対応、3波チューナー内蔵液晶テレビが手に入りました。
交換した部品代は50円にも届きません(笑)
これをメーカーに出せば基板丸ごと交換で、技術料+部品代で2万円は請求された事でしょう。
このような部品個々の交換で行う修理(コンポーネント修理)なら技術料にも納得できますが、
自作パソコンの組立と何も変わらない基板交換に、同じ技術料を支払うのは納得がいかないと思うのは私だけでしょうか?
基板交換なんて5分も掛からずに出来ますよ。
1つの不良部品を見つけるのに、回路図を読みながらテスターや計測器を駆使し、
原因部品だけを交換する無駄のない修理・・・それが本物のサービスエンジニアです。
ブロック単位でズボ替えしか出来ないのはチェンジニア(チェンジ=交換)と呼ばれています。
時代錯誤だと言われればそれまでですが昔、テレビを修理しに来た電気屋さんはその場でトランジスタ等を交換修理したものです。
しかし今はメーカーも基板単位でしか部品供給していないのが実情で、
交換した基板は持ち帰って工場で修理され、また補修用の部品として再利用されています。(回転部品と言います)
自動車部品のリビルド品と同じです。
結果的にコスト削減と品質向上につながっていますが、サービスマンが技術を磨く必要はなくなりました。
本体のみでリモコンを別途買う必要がありますが、こちらは定価1500円と比較的リーズナブルです。
しかし、どこで使いましょうか?(結局それかよ!)
ただ修理したかっただけなんですよ(核爆)
毎度毎度ブログを放置してしまい申し訳ありません。
相変わらずジャンク集めは欠かさず行っております。
やっと暑さも無くなり、涼しくなってきたので多少イジる気力が湧いてきました。
そうです、秋の夜長といえばジャンク遊びですよね~(アホですな...)
今回の修理ネタはテレビです。
先週、H/Oでジャンクで売られている液晶テレビを購入しました。
東芝のLEDレグザ 19HE1という2010年の製品です。
購入の決め手は、ただの安物19型テレビではなく500GBのHDDを内蔵し録画が出来るということです。
つまりは、全くダメでも500GBの2.5インチHDDが採取できれば損はしないなと判断し買ってきました(爆)
お値段 1,944円 電源入りません。
店頭でチェックしても待機ランプすら点灯しません。まるっきり通電していません。
弄り甲斐がありそうでワクワクしますね~(病気!)
早速、裏のカバーを開けてみます。
真中に居座っているのがHDDです。
HDDはちゃんと付いていて安心しました(笑)
普通の2.5インチHDDですね。
お約束通り、まずはヒューズの導通をテスターで確かめると、何と!切れていました。
あまり良い予感がしません。
1次側ヒューズが飛んでいる場合、スイッチング用のFETやICが破損しているパターンが殆どだからです。
ここで、ヒューズを入れ替えて通電なんて、浅はかな考え方は禁物です。
ヒューズが切れた原因を見つけ出し、取り除いてから交換しないとさらに部品を壊したりヒューズを無駄にするだけです。
電源基板に問題があるのは分かりましたので取り外して詳しく調べることにします。
この基板には2つの電源回路が同居しています。
・通常時に使うメインの電源(大きなトランス)
・待機電源用の小容量な電源回路(平滑コン横の小さなトランス)
メイン電源の大型のトランスで待機電源を作るとロスが大きく、省エネに反するので
このように電源部を独立させ待機電力を小さくする工夫がされています。
この電源基板はPC用電源ユニットでもお馴染の台湾FSP社製でした。
テスターで2次側(ケミコンの足)を当るとショートしていません。
1次側を当ると、ショートしています。
この時点でどちらに原因があるか切り分けが出来ました。
1次側を重点的に調べます。
こんな感じでやってます。しかし汚ったねぇキーボードだなぁ(笑)
1次側ACラインにまたがる部品を1つずつ確認していきます。
サージアブソーバー、バリスタ、Xコンは正常です。
こういう作業にはアナログテスターが便利です(笑)
結果、待機電源側の整流用ダイオードがショートモードで死んでいました。
半導体ではなく、ただの導体と化しています。
整流用ダイオード1N4007 1000V 1Aの一般整流用です。
汎用部品で、秋月電子で20本入り100円(1本あたり5円)で入手できます。
データシートがWeb上で見つかり助かりました。
スイッチング電源IC STR-A6069H
パワークランパー ST02D-170
なぜ、整流ダイオードが飛んだのか原因が良く分からないのですが、雷サージで逝ったのでしょうかね?
過電圧でもなければ普通こんな壊れ方はしないでしょう。
ダイオードとヒューズを交換して復活!!
2000円でHDD内蔵、外付けHDD録画対応、3波チューナー内蔵液晶テレビが手に入りました。
交換した部品代は50円にも届きません(笑)
これをメーカーに出せば基板丸ごと交換で、技術料+部品代で2万円は請求された事でしょう。
このような部品個々の交換で行う修理(コンポーネント修理)なら技術料にも納得できますが、
自作パソコンの組立と何も変わらない基板交換に、同じ技術料を支払うのは納得がいかないと思うのは私だけでしょうか?
基板交換なんて5分も掛からずに出来ますよ。
1つの不良部品を見つけるのに、回路図を読みながらテスターや計測器を駆使し、
原因部品だけを交換する無駄のない修理・・・それが本物のサービスエンジニアです。
ブロック単位でズボ替えしか出来ないのはチェンジニア(チェンジ=交換)と呼ばれています。
時代錯誤だと言われればそれまでですが昔、テレビを修理しに来た電気屋さんはその場でトランジスタ等を交換修理したものです。
しかし今はメーカーも基板単位でしか部品供給していないのが実情で、
交換した基板は持ち帰って工場で修理され、また補修用の部品として再利用されています。(回転部品と言います)
自動車部品のリビルド品と同じです。
結果的にコスト削減と品質向上につながっていますが、サービスマンが技術を磨く必要はなくなりました。
本体のみでリモコンを別途買う必要がありますが、こちらは定価1500円と比較的リーズナブルです。
しかし、どこで使いましょうか?(結局それかよ!)
ただ修理したかっただけなんですよ(核爆)