みどっちさんのブログ4周年記念イベントに何の気なしにエントリーしたら、当ってしまいました(笑)
今回の景品はジャンカーが大喜びする内容と言う事で、電源を入れるとヒューズがフッ飛ぶデンジャラスで素敵な仕様でした(笑)
普通のジャンクじゃ物足りない自分の様なヘンタイは大歓喜です(爆)
代わりに私が復活させなければと妙に使命感に燃えてきます。
555ESRはその後に続くシリーズより基本に忠実な作りで、良い音が期待できるデッキですので喜んで頂戴いたしました。
その節はどうもありがとうございましたm(_ _)m
開梱一番、電源も入れず早速開腹していきます。
![イメージ 1]()
おっと!
これは危なかったですね!電源基板が宙ぶらりんになっていました(爆)
電源を入れずに開腹して大正解でした。
やっぱりジャンク品にいきなり電源を入れるのは御法度ですね。(教訓)
まずは原因個所を切り分けましょう。
事前情報で17V系の電源に異常があるためヒューズが飛ぶ事が判明しています。
まずは電源基板。
整流ダイオードが外されています。
シスコン基板との接続(CN701)を切り離し、テスターでこの基板単体で対GND間の抵抗を測ってみると、異常ありません。
![イメージ 2]()
添付されていたダイオードも2つ共壊れていませんでした。
私は当初、電圧が出ないのでこのダイオードが不良と推測していたのですが、全く見当はずれでした。
今度はシスコン基板側です。
こちらをテスターで対GNDの抵抗を測ると、完全にショートしています。
原因はこっちにありですね。
![イメージ 3]()
何か修正した痕跡があるのが気になります。
トランジスターを付け直した様ですが、、
近づいてじっくり観察してみますと・・・・
![イメージ 4]()
見事にブリッジしています(爆)
故障の元凶はこれですね、恐らく。
この辺りは触っていらっしゃらないと思うので、前オーナー氏が弄ったのでしょうか?
もう少しハンダの腕前を上げて挑戦して欲しいものです(笑)
さらに、このハンダブリッジのせいで波及的にツェナーダイオードがショートモードで破壊しておりました。
これがヒューズ切れの原因です。
![イメージ 5]()
Q706のB-C間のブリッジにより、ツェナーダイオードには何の電流制限も無しに
17.8Vが加わり、
ダイオードの許容損失(0.5W)を大きく超えショート破壊に至ったと思われます。
導線と化したダイオードには抵抗がないので対GNDの抵抗値は0Ωでした。
![イメージ 6]()
5Vの低電圧回路周りの修正を行いました。
Q706のトランジスタは本来2SC2785ですが2SC2458に交換されています。
規格を調べ、互換性に問題は無く、正常でしたのでそのまま使います。
![イメージ 7]()
ツェナーダイオードは日立のHZS6C3Lというローノイズタイプですが入手不可です。
そこで秋月にあった6.2VのGDZJ6.2Bで代用しました。
ロジック系の電源なのでローノイズとかはあまり気にしなくても良いと思います。
![イメージ 8]()
修正完了。
![イメージ 11]()
ちょっと電圧低めですが5Vが回復しました。
![イメージ 9]()
動作の方も全て復活しました!
左側ディスプレイも正常に表示されています。
![イメージ 10]()
メカのオペレーションもOK、再生音も問題なく出ています。
あとは細かく修理・調整して実用出来るように仕上げたいところです。
リッドカバーも欠品しているので何とかせねば・・。
今回の故障原因は単純なようで複雑でした。
はんだ付けをミスをした事で問題のなかった部品が破損し、結果さらなる故障を生み出してしまったパターンでした。
そうとは考えもせず、深読みしすぎたアドバイスをしてしまいましたが、こんなのは完全に想定外でしたから無理もないです(笑)
入手時よりこの症状だったことから、前オーナーが修理に失敗してドフに放出したのでしょう。
こんな結果、全く予想だにもしませんでした(爆)
ジャンク品って何されているか分からないので恐ろしいですね。
皆さんも注意されたし!!
今回の景品はジャンカーが大喜びする内容と言う事で、電源を入れるとヒューズがフッ飛ぶデンジャラスで素敵な仕様でした(笑)
普通のジャンクじゃ物足りない自分の様なヘンタイは大歓喜です(爆)
代わりに私が復活させなければと妙に使命感に燃えてきます。
555ESRはその後に続くシリーズより基本に忠実な作りで、良い音が期待できるデッキですので喜んで頂戴いたしました。
その節はどうもありがとうございましたm(_ _)m
開梱一番、電源も入れず早速開腹していきます。
おっと!
これは危なかったですね!電源基板が宙ぶらりんになっていました(爆)
電源を入れずに開腹して大正解でした。
やっぱりジャンク品にいきなり電源を入れるのは御法度ですね。(教訓)
まずは原因個所を切り分けましょう。
事前情報で17V系の電源に異常があるためヒューズが飛ぶ事が判明しています。
まずは電源基板。
整流ダイオードが外されています。
シスコン基板との接続(CN701)を切り離し、テスターでこの基板単体で対GND間の抵抗を測ってみると、異常ありません。
添付されていたダイオードも2つ共壊れていませんでした。
私は当初、電圧が出ないのでこのダイオードが不良と推測していたのですが、全く見当はずれでした。
今度はシスコン基板側です。
こちらをテスターで対GNDの抵抗を測ると、完全にショートしています。
原因はこっちにありですね。
何か修正した痕跡があるのが気になります。
トランジスターを付け直した様ですが、、
近づいてじっくり観察してみますと・・・・
見事にブリッジしています(爆)
故障の元凶はこれですね、恐らく。
この辺りは触っていらっしゃらないと思うので、前オーナー氏が弄ったのでしょうか?
もう少しハンダの腕前を上げて挑戦して欲しいものです(笑)
さらに、このハンダブリッジのせいで波及的にツェナーダイオードがショートモードで破壊しておりました。
これがヒューズ切れの原因です。
Q706のB-C間のブリッジにより、ツェナーダイオードには何の電流制限も無しに
17.8Vが加わり、
ダイオードの許容損失(0.5W)を大きく超えショート破壊に至ったと思われます。
導線と化したダイオードには抵抗がないので対GNDの抵抗値は0Ωでした。
5Vの低電圧回路周りの修正を行いました。
Q706のトランジスタは本来2SC2785ですが2SC2458に交換されています。
規格を調べ、互換性に問題は無く、正常でしたのでそのまま使います。
ツェナーダイオードは日立のHZS6C3Lというローノイズタイプですが入手不可です。
そこで秋月にあった6.2VのGDZJ6.2Bで代用しました。
ロジック系の電源なのでローノイズとかはあまり気にしなくても良いと思います。
修正完了。
ちょっと電圧低めですが5Vが回復しました。
動作の方も全て復活しました!
左側ディスプレイも正常に表示されています。
メカのオペレーションもOK、再生音も問題なく出ています。
あとは細かく修理・調整して実用出来るように仕上げたいところです。
リッドカバーも欠品しているので何とかせねば・・。
今回の故障原因は単純なようで複雑でした。
はんだ付けをミスをした事で問題のなかった部品が破損し、結果さらなる故障を生み出してしまったパターンでした。
そうとは考えもせず、深読みしすぎたアドバイスをしてしまいましたが、こんなのは完全に想定外でしたから無理もないです(笑)
入手時よりこの症状だったことから、前オーナーが修理に失敗してドフに放出したのでしょう。
こんな結果、全く予想だにもしませんでした(爆)
ジャンク品って何されているか分からないので恐ろしいですね。
皆さんも注意されたし!!